ロシアのウクライナ4州の併合強行 中国政府は批判避ける[2022/09/30 19:12]

 ロシアが実効支配するウクライナ4州の併合を一方的に進めていることについて、中国政府は「対話を通じて意見の相違を解決してほしい」と述べるにとどめ批判を避けました。

 中国外務省は30日の会見で、ロシアがウクライナ4州の併合を強行する動きについて見解を問われ、「各国の主権と領土の完全性が尊重され、国連憲章の趣旨と原則が守られるべきだ」と応じました。

 その一方で「安全保障に関する各国の合理的な懸念が重視されるべきだ」とロシアへの配慮をにじませ、「各国が対話と協議を通じて意見の相違を適切に解決してほしい」と主張しました。

 ロシアとウクライナの双方と良好な関係にある中国は、ウクライナ侵攻を巡りあいまいな立場を取り続けています。

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