国連の安全保障理事会はロシアによるウクライナの4州の一方的な併合には根拠がないとして、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案の採決を行いましたが、ロシアが拒否権を行使して否決されました。
ウクライナキスリツア国連大使:「偽の国民投票は、主権国家に対する侵略の要素であり、この茶番劇の組織化または実施に関与した人は誰でも責任を問われます」
アメリカなどがまとめた決議案は、親ロシア派がウクライナ東部や南部で実施した住民投票を違法行為だと非難し、ロシア軍の即時撤退などを求めていました。
30日に行われた採決では、15の理事国のうち10カ国が賛成した一方で、中国、ブラジル、インド、ガボンが棄権し、ロシアが拒否権を行使して否決されました。
アメリカはこの後、すべての加盟国が参加する国連総会に同様の決議案を改めて提出する意向を示しています。
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