米アラスカでタラバガニ・ズワイガイ激減 禁漁に[2022/10/15 07:32]

 アメリカ最北端のアラスカ州は個体数が激減したことを理由にタラバガニの漁を2年連続で禁止すると発表しました。今年は初めてズワイガニも禁漁となります。

 アラスカ州のブリストル湾におけるタラバガニ漁は去年、漁をするために必要な個体数の基準を下回ったため26年ぶりに漁が禁止され、今年も状況が改善されないことから2年連続の禁漁が決まりました。

 今年はベーリング海のズワイガニ漁も禁止となり、アメリカの水産業に大きな打撃を与えそうです。

 アラスカ州によりますと、この2年間で推定で10億匹のカニが減っていて、これは生息数の90%にあたるということです。

 個体数が減少した理由について専門家は、気候変動による水温の上昇を挙げ、環境の変化がカニの生育を妨げていると指摘しています。

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