ロシアが黒海からのウクライナ産の穀物輸出を巡る合意を一方的に停止した問題で、国連などはロシア抜きで穀物輸送を続けることで合意しました。ただ安全が確保できるかは不透明です。
国連とトルコ、ウクライナの代表団は31日、黒海に設定された「回廊」を通じて穀物の輸送を続けることで合意しました。
また、ウクライナのインフラ省は、合意後、12隻の貨物船がウクライナの港を出航したと発表しています。
トルコのエルドアン大統領は「人類の利益のために粘り強く行動する」と述べ、ロシアの対応にかかわらず穀物輸送を続ける構えを強調しました。
ただ、ロシアの協力がないなかで、貨物船の安全な航行が確保できるかは不透明な状況です。
ロシア国防省は29日、黒海艦隊がドローンによる攻撃を受けたと主張し、合意の履行を一方的に停止しました。
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