ロシアの実業家がウクライナ侵攻に抗議してロシア国籍を放棄したと明らかにしました。他の実業家らにもプーチン政権下でのビジネスを止めるよう訴えました。
ロシアメディアによりますと、ロシアのネット銀行大手「ティンコフ銀行」創設者のオレグ・ティンコフ氏は先月、「平和的な隣国に戦争を仕掛けたファシスト国家と関わることはできない」として、ロシア国籍を放棄したと自身のインスタグラムで明らかにしました。
また、他のロシア人実業家らに対してもプーチン政権を弱体化させ、倒すためにもビジネスと国籍を放棄することを願っていると訴えました。
ロシアでは、このほかに少なくとも4人の富豪がロシア国籍をすでに放棄しています。
ティンコフ氏の投稿は翌日、閲覧できなくなりました。
ティンコフ氏は新たにインスタグラムに投稿し「不思議なことに投稿が消えた。クレムリンのトロールのせいに違いない」と説明しました。
さらに「殺人者や血とつながりのある銀行に自分の名前が使われているのは耐えられない」として、銀行から「ティンコフ」の名前を削除するよう弁護士を通じて交渉していると明らかにしました。
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