ロシアLGBT宣伝禁止法案 早くも書店から撤去始まる[2022/12/01 03:11]

 ロシア上院はLGBTなど性的少数者らに関する宣伝を禁止する法案を可決しました。プーチン大統領が署名して成立する見通しですが、一部書店ではすでに関連する作品が撤去され始めています。

 ロシア上院が30日に可決した法案では、LGBTや小児性愛、未成年の性転換を促すような書籍や映画などが禁止され違反すると最大で500万ルーブル=およそ1200万円の罰金が科せられます。

 さらに法案ではどのような内容が禁止対象になるかが明示されていないため出版社側が古典作品なども含めて過度な自主規制に走る可能性が指摘されています。

 モスクワ市内の書店では少年愛をモチーフにしたベストセラー小説が早くも撤去され、インターネットでは18歳未満は購入できない処置が取られています。

 また、ロシアの下院議員は女性デュオ「タトゥー」が若い世代に同性愛への関心を高めたと指摘していて、禁止対象になる可能性も取り沙汰されています。

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