台湾TSMC　米アリゾナに“最先端半導体”新工場建設へ[2022/12/06 19:00]

　台湾の半導体大手「TSMC」は、アメリカ南部のアリゾナ州で最先端の半導体を製造する2つ目の工場の建設計画を6日に発表する方針です。

　アメリカ政府の高官によりますと、TSMCは現在、建設中の工場とは別にアリゾナ州に2つ目の工場を建設する計画を6日に発表します。

　2つ目の工場では、世界でも量産体制が確立していない最先端の3ナノメートル半導体の生産を2026年に始める計画で、アメリカ国内のすべての半導体需要を賄えるようになるとしています。

　2つの工場建設でTSMCによる投資額は120億ドルから400億ドル、日本円で5兆4600億円規模にまで拡大し、海外の直接投資としてはアメリカ史上、最大級になります。

　バイデン大統領は6日、TSMCのアリゾナ工場を視察する予定で、半導体の国内製造に向けた態勢強化をアピールする方針です。