国際

2023年2月4日 00:37

中国外務省 アメリカは「制裁超大国」だと批判 「ロングアーム管轄権」を問題視

2023年2月4日 00:37

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 中国外務省は、アメリカが外国の人物や法人などに自国の法律を適用できる制度を濫用し、都合の良いように経済制裁などを利用する「唯一の制裁超大国」だと報告書で批判しました。

 中国外務省が3日に発表した報告書で批判しているのは「ロングアーム管轄権」という、アメリカの法律を他国の人物や法人に適用できる制度です。

 報告書によりますと、アメリカはこの制度を自国の覇権を守るために経済制裁などで濫用し、外国の競争相手を抑圧してきたとしています。

 そのうえで、アメリカを「世界で唯一の制裁超大国」と批判し、被害を受けた国には中国やロシアのほか、イギリスや日本など、アメリカの同盟国も含まれると指摘しました。

 5日にもブリンケン国務長官が訪中するとみられるなか、報告書を発表した背景には、ファーウェイなど中国企業への制裁や中国に対する先端半導体技術の輸出制限に反対する姿勢を改めて示すためとみられます。

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