ウクライナ東部で戦闘激化 ロシア軍は各地に防御要塞を強化[2023/02/13 18:50]

 ロシアがウクライナを侵攻してから1年を前に、ウクライナ東部の激戦地ではロシア側が攻勢を強めています。その一方、大規模攻撃については戦力不足から否定的な見方が示されています。

 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリコジン氏は12日、ウクライナ東部の要衝バフムト近郊の集落を「ワグネルの部隊が制圧した」と発表しました。

 ロシア側はバフムトを掌握しようと攻撃を激化させている模様です。

 また、イギリス国防省は13日、ドンバス地方で激戦が続くなか、ロシア軍が各地の前線で防御要塞を強化しているとの分析結果を発表しました。

 一方、侵攻開始から1年に合わせたロシア軍による大規模攻撃について、ウクライナ国防省は「十分な戦力が不足している」として否定的な見解を示しています。

 また、ゼレンスキー大統領は12日、ロシアの原子力産業に世界的な制裁が科されるよう行動していると明らかにしました。

 そのうえで、「ロシアへの資金提供につながる仕組みを国際社会から完全に切り離さなければならない」と強く訴えました。

画像:Concord Press Service

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