中国 G7巡り日本大使呼び出し抗議[2023/05/22 04:32]

 G7広島サミットのコミュニケの内容について、中国外務省が日本の垂秀夫駐中国大使を呼び出し、厳正な申し入れを行いました。垂大使は、日本の立場について反論しました。

 中国外務省の孫衛東次官は21日、垂大使を呼び出し、G7コミュニケの内容について厳正な申し入れを行いました。

 具体的には、コミュニケの中の台湾に関する内容や、香港・新疆・チベットの人権に対する内容、経済的威圧に対する内容などを問題視し、「中国の顔に泥を塗り、内政干渉を行った」などと、抗議しています。

 これに対し垂大使は、「中国が行動を改めない限り、懸念に言及するのは当然だ」と反論しました。

 中国はG7そのものについても、「陣営対抗と冷戦思考で凝り固まり、歴史の大勢に背いている」と批判しています。

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