ベラルーシ大統領 ロシアの戦術核兵器「移転始まった」 [2023/05/26 12:31]

 ロシアの戦術核兵器配備に合意したベラルーシのルカシェンコ大統領が、戦術核兵器の移転を始めたことを明らかにしました。

 ベラルーシの国営メディアなどによりますと、ベラルーシの首都ミンスクで25日、ロシアのショイグ国防相とベラルーシのフレニン国防相が会談し、ロシアの戦術核兵器をベラルーシ領内に配備する文書に署名しました。使用に関する決定権はロシア側にあるとしています。

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は「戦術核兵器の移転は始まっている」としたうえで、すでにベラルーシ領内に配備されているかについては明言を避けました。

 ロシアのプーチン大統領は、3月に西側諸国に対抗するためベラルーシに戦術核兵器を配備することを表明し、7月1日までに核兵器の貯蔵施設の建設を完了するとしています。

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