NATO(北大西洋条約機構)への加盟を巡る問題で、スウェーデンとトルコによる直接協議が行われましたが、トルコの慎重姿勢を崩すには至りませんでした。
トルコの首都アンカラで14日に開かれた協議には、スウェーデンに加え、NATOやフィンランドの実務者も参加しました。
スウェーデン側からは、反テロリズム法を今月、新たに整備するなどトルコの要求に十分応えているという説明がありましたが、トルコ側は引き続き難色を示し、結論は得られませんでした。
協議に先立ち、トルコのエルドアン大統領は、「いまだにテロ組織によるデモが続けられている」「現時点でトルコに考えの変化を期待しない方がいい」と発言するなど強硬姿勢を示しています。
スウェーデンのNATO加盟には、トルコとハンガリーの批准が必要で、めどとなる来月のNATO首脳会議まで時間がないなか、トルコとの協議は続けられる見込みです。
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