ロシアがアフリカ諸国との外交関係の強化を図るロシア・アフリカサミットがサンクトペテルブルクで開幕しました。
プーチン大統領は27日、サミットで演説しウクライナ産穀物の7割はEUなどの先進国に輸出されていると主張しました。
アフリカ諸国で食料危機の懸念が高まっているのはすべて西側諸国のせいだとする持論を展開しています。
そのうえで、アフリカの6カ国に対して最大5万トンの穀物を無償で提供すると述べました。
西側による経済制裁により孤立するプーチン政権はアフリカ諸国を取り込みたい狙いです。
ただ、今回のサミットではアフリカ54カ国のうち首脳レベルの出席は17カ国に限られています。
一方、SNS上には民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏がサンクトペテルブルクでアフリカ側の出席者らと非公式に会談をしたとする写真が投稿されています。
反乱後もプリゴジン氏はロシア国内を自由に動き、アフリカ諸国への影響力を保っている可能性があります。
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