関東大震災後の朝鮮人虐殺を巡るシンポジウムが都内で開かれ、虐殺の事実を否定しようとする「虐殺否定論」などが議論されました。
2日のシンポジウムには歴史学者や法学者らが登壇し、震災後に起きた朝鮮人虐殺の「否定論」の検証が報告されました。
参加した歴史研究者は、「心の奥底に虐殺は悪いことだという気持ちがあるからこそ虐殺否定論につながる」と指摘していました。
また、シンポジウムでは、朝鮮人虐殺の犠牲者追悼式典に小池都知事が追悼文を送付するのを取りやめたことに対して批判の声が上がりました。
一方、前日の1日、「朝鮮人虐殺犠牲者追悼と責任追及の行動実行委員会」が主催する集会が都内で開かれ、日本政府に対して、虐殺の責任を認め、謝罪を求める要請書を採択しました。
この集会では、日本で現在も在日韓国・朝鮮人を巡る根拠のないデマがSNSに投稿されていると訴えました。
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