テレビの生放送中に反戦を訴えて注目を集めたテレビ局の元女性職員に対し、モスクワの裁判所はロシア軍に対する虚偽の情報を広めたとして懲役8年6カ月の判決を言い渡しました。
元ロシア国営テレビの職員オフシャンニコワさんは、ロシア軍がウクライナに侵攻した直後の去年3月、ニュース番組の生放送中にスタジオで「戦争反対」などと書かれた紙を掲げ、罰金刑を科されました。
その後も反戦を訴える抗議活動を続けたオフシャンニコワさんに対して、モスクワの裁判所は4日、本人欠席の裁判で懲役8年6カ月の判決を言い渡しました。
オフシャンニコワさんは自宅軟禁中の去年10月、家族とともに密かにロシアを出国し、現在は国外に滞在しています。
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