パレスチナ・ガザ地区の病院にミサイルが着弾し多数の死傷者が出たことを受けて、アメリカのバイデン大統領は「憤慨している」と述べ、民間人保護への支持を表明しました。
17日にイスラエルに向け出発したバイデン大統領は声明で、病院にミサイルが直撃した結果、多くの命が失われたことに「憤慨し、深く悲しんでいる」と述べました。
ヨルダンのアブドラ国王やイスラエルのネタニヤフ首相とすでに協議し、「何が起きたのか情報収集を進めるよう安全保障チームに指示した」としています。
バイデン大統領はまた、犠牲者に哀悼の意を示し、「民間人の保護を明確に支持する」と強調しました。
今回の訪問でバイデン大統領はイスラエル側に対し、民間人の被害を拡大させないよう求め、人道危機の回避に向けた姿勢をアピールする方針ですが、病院への空爆でヨルダンへの訪問が延期されるなど十分な成果を示せるか不透明な状況です。
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