中国の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)で、愛国主義教育を進める内容の法律が可決・成立しました。愛国主義教育が法制化されるのは初めてです。
中国国営の新華社通信によりますと、全人代の常務委員会で24日可決・成立した「愛国主義教育法」には、習近平国家主席の指導思想を指針とした思想や政治、歴史や文化などの教育を進めることが規定されているということです。
また、学校や家庭でも青少年や児童への愛国教育をさらに強化するほか、緊張が高まる台湾や華僑などへの教育も定められているということです。
来年の1月から施行予定で、中国政府としては愛国教育を強化することで思想統制をさらに強めたい狙いがあるとみられます。
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