フィンランドが国境閉鎖 ロシア側・ムルマンスク州は難民の急増警戒で厳戒態勢[2023/11/24 02:12]

 フィンランドがロシアとの国境検問所を新たに3カ所閉鎖することを受け、開いている唯一の検問所があるロシアのムルマンスク州が厳戒態勢を導入しました。

 ムルマンスク州のチビス知事は23日SNSで今後、NATO(北大西洋条約機構)加盟国への入国を希望する外国人の数が飛躍的に増加する可能性があるとして厳戒態勢の導入を決めたと明らかにしました。

 チビス知事によりますと、閉鎖が決まったサラ検問所には約400人の外国人がいるものの、前日にフィンランドへの入国を許可されたのは50人のみだということです。

 今後は、最北部のラヤヨーセッピ検問所が唯一の出入り口となります。

 周辺に外国人が急増する可能性を考慮し、警備体制が強化されるなどの措置が取られるとみられます。

 中東などからの難民は自転車で越境する人も多くみられますが、唯一の国境検問所となるラヤヨーセッピは来週、マイナス20℃になる予報です。

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