ホワイトハウスは日本政府が地上配備型の迎撃ミサイル「パトリオット」のアメリカへの輸出を決めたことを歓迎するとの声明を発表しました。
日本政府は防衛装備品の輸出ルールの改正を閣議決定し、外国企業の許可を得て日本で製造する「ライセンス生産品」について、ライセンス元の国に輸出することが可能となりました。
さらに、地上配備型の迎撃ミサイル「パトリオット」をライセンス元のアメリカに輸出することも決定しました。
国家安全保障担当のサリバン大統領補佐官は22日の声明で、日本からの「パトリオット」の輸出によって、「アメリカの在庫を補充することを歓迎する」とし、「この決定は日本の安全保障とインド太平洋の平和と安定に貢献する」と述べました。
また、「バイデン大統領は日本が果たしている役割を高く評価している」と述べました。
アメリカではウクライナ支援の長期化に伴い、武器弾薬の製造が追いつかず、在庫の不足が懸念されています。
今回の日本政府の決定はアメリカによるウクライナ支援を補完し、中東での軍事的な展開を下支えする効果が期待されています。
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