世界最大のプロレス団体、WWEの元従業員の女性が、性的暴行を受けたなどとして団体の創業者を訴えました。
訴えられたのは、アメリカのプロレス団体WWEの創業者、ビンス・マクマホン氏(78)です。
訴状によりますと、ジャネル・グラント氏は勤務していた2022年までのおよそ3年間に、昇進と引き換えにマクマホン氏に性行為を迫られたほか、団体内の元レスラーの男性らとの性的行為を強要されたということです。
また、退職する際には300万ドル=およそ4億5000万円を受け取る代わりに機密保持契約書に強制的に署名させられたと主張しています。
グラント氏は、マクマホン氏らの不正行為を知りながら積極的に隠蔽(いんぺい)しようとしたとしてWWEも訴えています。
マクマホン氏はアメリカメディアに対して、「ありもしないわいせつなでっちあげで執拗(しつよう)に真実をねじ曲げている」と反論しています。
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