アラスカ航空事故 ボーイング社 ボルトつけ忘れか[2024/01/30 20:27]

 飛行中にパネルが吹き飛んだアラスカ航空の事故で、アメリカメディアは製造元のボーイング社がパネル点検の際、固定するボルトを元に戻していなかった可能性があると報じました。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、複数の関係者の話として、事故を起こしたボーイング737MAX9型機をアラスカ航空へ納入する前の点検で、作業員がパネルを固定するボルトを外した後、元に戻していなかった可能性があると報じました。

 吹き飛んだパネル周辺を事故後に調べたところ、ボルトが所定の位置にあったことを示す印がなかったことに基づいているということです。

 アラスカ航空は事故の8週間前にこの機体を運航し始めたばかりでした。

 事故を受けてFAA(アメリカ連邦航空局)は同型機の運航停止を命じていましたが、アメリカの一部の航空会社では26日から運航を再開しています。

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