台湾「ねじれ議会」 立法院長は野党・国民党から選出[2024/02/01 15:18]

 台湾の国会にあたる立法院が召集され、野党・国民党の有力議員、韓国瑜氏が立法院長に選ばれました。

 先月の選挙で当選した113人の立法委員が1日、立法院に召集され、院長選挙が行われました。

 民進党、国民党、民衆党の三党それぞれから立候補者が出ましたが、一度目の投票ではいずれも過半数を獲得できず、上位2名による決選投票が行われました。

 その結果、立法院長には先月の立法委員選挙で最大議席を獲得した野党・国民党の韓国瑜氏が選出されました。

 総統が所属する政権与党とは別の野党が議会の多数派となる、いわゆる「ねじれ状態」になるのは台湾では16年ぶりです。

 民進党の頼清徳氏が新総統に就任するのは5月20日ですが、総統が提案する予算や法案の審議が議会の反対によって難航するなど難しい政権運営が迫られそうです。

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