無印良品の旗艦店 北京にオープン「消費者心理は冷え込んでいるがニーズを捉える」[2024/02/02 18:16]

 中国で国内の消費が低迷するなか、生活雑貨などを販売する「無印良品」は北京に旗艦店をオープンさせました。

 この旗艦店は中国に376ある店舗の中で最大の約5000平方メートルの営業面積を誇り、8000点ほどの商品が販売されています。

 中国のSNSなどの情報をAI(人工知能)が分析して開発されたポテトチップスなど、オープンに合わせて100種類ほどの新製品が発売されました。

来店者
「他の日用雑貨ブランドが少し衰退しているのと比べて無印良品はさらに店舗数を増やしている。すごいことだと思う」
「(Q.普段はよく無印良品のものを買う?)結構、多い。この服もこのバッグも無印良品のもの。以前、釣り糸などをリサイクルした商品を売っていたのを覚えている。うまく作っていると思う」
「MUJIはずっと自社のスタイルを追求し続けている。自然を取り戻すという意識を感じる」

 無印良品では環境保護を目的に、中古の家具をリサイクルして販売するサービスを中国で初めて行うなど環境保護にも力を入れています。

良品計画 清水智副社長
「中国においても若い世代を中心に環境配慮への意識が非常に強くなっています。そういった活動に参加することが非常にクールで自分自身の喜びに変わっていると感じます」

 清水副社長は「消費者心理の冷え込みは現場で感じるが、中国は中間層が多いのでニーズを捉えて対応していきたい」とエコへの取り組みや商品の現地化を進めていくとしています。

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