米大統領選 サウスカロライナ州で民主党初戦 バイデン氏が得票率9割超で圧勝[2024/02/04 15:29]

 今年のアメリカ大統領選挙で民主党の候補者選びの初戦が南部サウスカロライナ州で行われ、現職のバイデン氏が圧勝しました。

 民主党は今回、候補者選びの初戦を白人の比率が8割を超える従来のアイオワ州やニューハンプシャー州ではなく、黒人の比率がおよそ4分の1を占めるサウスカロライナ州で実施しました。

 再選を目指すバイデン氏にとって有力な対抗馬がいないなか、初戦のサウスカロライナ州で黒人の支持層をつなぎとめ、圧倒的な勝利を収めることができるかが焦点でしたが、得票率は9割を超え圧勝しました。

バイデン大統領
「これは単なる選挙キャンペーンではない。使命だ。私は国のためにこの選挙戦に負けるわけにはいかない」

 バイデン大統領は開票に先立ってデラウェア州に設けた陣営の選挙本部を訪れました。

 11月の大統領選ではバイデン氏とトランプ氏が対決する公算が高まっていますが、バイデン氏は世論調査のデータは軒並み持ち直しているとして、「現在の状況には手応えを感じている」と述べました。

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