フィギュア ワリエワ選手「デザートに祖父の薬が混入」[2024/02/08 17:55]

 ドーピング違反によって資格停止処分を受けたフィギュアスケートのカミラ・ワリエワ選手が「祖父の用意したイチゴのデザートに禁止薬物が混入した」と主張していることが分かりました。

 スポーツ仲裁裁判所は7日、おととしの北京オリンピック期間中にドーピング違反が発覚したロシアのワリエワ選手が禁止薬物を誤って口にしたとする主張の詳細を公表しました。

 報告書によりますと、ワリエワ選手は「祖父が用意したイチゴのデザートが原因」と説明したうえで、「祖父が禁止薬物の成分が入った心臓病の薬を砕くのに使ったまな板でデザートを用意したため、薬の残留物が混入した」と主張しているということです。

 スポーツ仲裁裁判所は「この主張は具体的な証拠によって裏付けられていない」と指摘しています。

 ワリエワ選手は先月29日、ドーピング違反が認定され、スポーツ仲裁裁判所は2021年12月から4年間の資格停止処分を発表しています。

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