米トランプ前大統領 免責特権巡り連邦最高裁に上訴[2024/02/13 13:16]

 アメリカのトランプ前大統領は2020年の大統領選挙の結果を覆そうとしたとして起訴されたことを巡り、大統領の免責特権を改めて主張し、連邦最高裁で判断するように上訴しました。

 2020年の大統領選挙で議会での手続きを妨害したなどとして起訴されたトランプ前大統領は選挙の不正を防ぐために大統領として行った「公務の範囲内だ」として、免責特権があると主張しています。

 この主張に対し、高裁にあ当たる連邦控訴裁が地裁に続いて免責特権を認めない判断を下したことを受け、トランプ前大統領側は今月12日、最高裁に上訴しました。

 最高裁の判断が出るまで控訴裁の判決を差し止めて刑事裁判の開始を認めないように求めていて、最高裁は今後、上訴を受理するか判断することになります。

 11月の大統領選挙に向けた共和党の候補者選びでトップを走るトランプ前大統領は裁判を先送りすることで選挙戦への影響を抑えたい考えです。

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