ロシアの反体制指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏の死亡を受け、当局による厳しい規制にもかかわらず、ロシア各地で市民が追悼を続けています。
ナワリヌイ氏の死から一夜明けた17日、モスクワ市内では政治弾圧の犠牲者の記念碑に花を手向ける市民が絶えませんでした。
治安当局は各地に多くの警察官を配置。献花は認めつつ、人が増え出すと立ち退くよう指示したり、数人を拘束して威嚇することで市民が1カ所に集中しないように規制しました。
モスクワ市中心部にある「悲しみの壁」では少なくとも15人が一斉に拘束されましたが、その後も献花に訪れる市民は後を絶ちませんでした。
献花に訪れた女性は、拘束される危険は承知だとしたうえで「恐ろしい状況だ。これから社会がどうなるか不安だ」と述べました。
独立系メディアによりますと、2日間で少なくともロシア全土で401人が拘束されました。
広告