ロシア・ショイグ国防相が部隊新設方針発表 更に動員の可能性も[2024/03/22 18:49]

 ロシアのショイグ国防相がロシア軍の増強計画を明らかにしました。20万人以上の兵士が追加で必要になるとみられます。

 ショイグ国防相は21日、ロシア軍の強化に向けて2つの軍と30の編隊を新設すると発表しました。

 軍事専門家のユーリ・フョードロフ氏は独立系メディアに対し、この計画の実行には20万人以上の兵士が必要だと指摘しました。

 ロシア国防省は高額の給与で契約兵士を増やすのに加え、恩赦と引き換えに受刑者を兵士として採用を続けています。

 ただ、独立系メディアなどはこうした人材も事実上、枯渇していると分析しています。

 人権団体「森を抜けろ」の代表者は夏から秋にかけて10万人から15万人が動員される可能性があると指摘しました。

 また、通常は1年間の訓練で終わる徴兵も、兵役終了後に半ば強制的に契約兵にされる可能性が高いとみられています。

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