ロシアで「ナワリヌイ」氏の名前を叫んだ男性が罰金刑を言い渡されました。当局が示した根拠は「『ナワリヌイ』はロシアで禁止されている」ためだということです。
独立系の研究者団体「ソバ」によりますと、ナワリヌイ氏が死亡した刑務所があるヤマロ・ネネツ自治管区の裁判所は19日、ナワリヌイ氏の死の翌日、広場で「ナワリヌイのために！」と叫んだ男性に1000ルーブル、約1600円の罰金刑を科しました。
警察が作成した行政違反報告書には、「ナワリヌイはロシアで禁止されている」ためだと記されていました。
裁判所は、ナワリヌイ氏の「活動」は禁止されているためナワリヌイ氏に向けた応援の言葉も禁止されていると判断し、罰金刑を言い渡しました。
「ソバ」は、ロシアで禁止されているのはナワリヌイ氏の組織の活動であり、「ナワリヌイ氏」ではないと主張し、裁判所がナワリヌイ氏への言及を禁止だと判断した法的な根拠は不明だと指摘しています。
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