モスクワ郊外で銃乱射 イベント中止など厳戒態勢 米大使館“テロの可能性”で警告も[2024/03/23 13:10]

 モスクワ郊外のコンサート会場で武装グループが銃を乱射し、60人以上が死亡しました。犯人は捕まっておらず、ロシア各地で大規模なイベントが中止されるなど厳戒態勢が続いています。

 現地メディアによりますと、22日午後8時ごろ、モスクワ郊外のコンサート会場に迷彩服を着た数人の武装グループが押し入り銃を乱射しました。

 少なくとも60人が死亡し、今後、犠牲者の数はさらに増える可能性があるということです。

 FSB=連邦保安庁は銃撃をテロ攻撃だとして、逃走した武装グループの行方を追っています。

 モスクワで週末の大規模イベントがすべて中止されたほか、サンクトペテルブルクやウラジオストク、サハリン州などロシアの各地でもイベントの中止が発表されています。

 この銃撃に関してロイター通信は、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したと報じました。

 アメリカ大使館は今月7日、モスクワのコンサート会場などでのテロ攻撃の可能性について警告していました。

 アメリカメディアによりますと、ロシア側と秘密裏に情報を共有していたとしています。

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