ロシアのプーチン大統領は、国防相をショイグ氏からベロウソフ元第1副首相に交代させる人事案を議会上院に提示しました。ベロウソフ氏は経済の専門家として知られ、大統領府は戦時経済への対応だと説明しています。
ロシアメディアによりますと、プーチン大統領は12日、国防相に経済学者で元第1副首相のベロウソフ氏を指名しました。
国防相を務めていたショイグ氏は安全保障会議書記に任命されました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は今回の人事について、ウクライナへの侵攻により、国防関連予算が膨れ上がっていることへの対応だとしています。
ペスコフ報道官は「まだ深刻ではないが、80年代半ばの状況に近付きつつある」と指摘したということです。
ベロウソフ氏は65歳で、これまで経済担当の大統領補佐官などを務めてきました。
一方、これまで安全保障会議書記を務めていたパトルシェフ氏の処遇はまだ明らかになっていません。
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