韓国戦闘機　住宅“誤爆の瞬間”「座標の誤入力」

　韓国で行われている米韓の合同軍事訓練で戦闘機が住宅などに誤爆し、15人が重軽傷を負いました。

　走行中の車の目の前で爆発が起き、辺りは一瞬にして炎と煙に包まれました。

　韓国軍などの発表によりますと、6日午前10時すぎ、ソウル近郊の京畿（キョンギ）道抱川（ポチョン）市で韓国軍の戦闘機2機がそれぞれ4発の爆弾を誤って訓練場の区域外に投下しました。

　「1機目のパイロットが座標入力を誤った」と説明しています。

　住宅数軒などが損傷し、重傷2人を含む15人がけがをしましたが全員、意識はあるということです。

　来週から始まる米韓合同軍事演習に先立ち、抱川市では6日、戦闘機や攻撃ヘリなどによる訓練が行われていました。

　韓国軍は「正確な原因が究明されるまで、すべての実弾射撃訓練を中止する」と発表しています。