イスラエルとイランの衝突が激化するなか、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談し、イランへの攻撃をほのめかすアメリカを牽制(けんせい)しました。
中国外務省によりますと、会談で習主席は「中東情勢は非常に危機的で世界は新たな動乱の変革期に入った」と現状を分析しました。
そのうえで「停戦を急ぐこと、市民の安全を保障すること、対話と交渉を開始すること、国際社会が平和を促すことの4点が重要だ」と主張したということです。
また、アメリカを念頭に「紛争当事国に特別な影響力を持つ大国は、情勢の緩和を促進する努力をすべきで逆の行動を取るべきではない」と牽制しています。
一方、プーチン大統領は「イスラエルがイランの核施設を攻撃することは非常に危険」だと主張し、中国側と緊密な連絡を保つと強調しています。
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