打ち上げ成功 “空中の特等席”から捉えた「H3ロケット2号機」[2024/02/18 11:34]

 日本の新たな主力ロケット「H3」の2号機が打ち上げられました。ロケットは予定された軌道に投入され、打ち上げは成功しました。

 映像は打ち上げ時、近くを飛んでいた航空機から撮影されました。

 いわば空中の特等席です。

 雲を突き抜け、弧を描きながら上昇していくH3ロケットが捉えられています。

 JAXAによりますと、打ち上げから約17分後に小型光学衛星を分離して、予定通り軌道に投入したということです。

 H3は現在、運用中の「H2A」の後継機で、より大型の人工衛星を運べるようにエンジン1基あたりの推進力を1.4倍に向上させていますが、コストは半分の約50億円に抑えられています。

 近年、宇宙開発を巡っては国際競争が激しくなっています。2040年の宇宙ビジネスの市場規模は2020年の3倍にあたる約150兆円規模まで拡大すると見込まれていて、日本も本格参入を目指していましたが、去年3月に打ち上げた初号機では2段目のエンジンが着火せず、打ち上げに失敗していました。

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