イノシシ出没 電気柵気にせず田畑を疾走 活動時間にも変化…一体なぜ?[2024/04/11 18:34]
田畑を疾走するイノシシ。10日朝に撮影されたドローン映像です。
撮影した青木友誉さん
「ここに住んで30年近くになるけど、朝、明るい時に見たのは初めて」
この場所や周辺には何度もイノシシが現れていましたが、これまでは夜に現れることが多かったそうです。
青木友誉さん
「夜行性って聞いていたのが、もう日中にも出てくるようになって、もう生態系が変わってきているのかなと」
最近は、人目も気にせず朝方にも現れるようになりました。米などを育てる農家にとっては、死活問題です。
青木友誉さん
「電気柵っていうのは乾電池式なので、夜に動くようにしている。そうすると24時間、電気を入れないといけない、そういった心配が出てくる」
イノシシ避けの電気柵は夜だけ稼働しているため、日中に現れたイノシシは柵を気にせず侵入してしまうというのです。さらにここ数年、イノシシが現れる頻度も以前より増えているといいます。
青木友誉さん
「猟友会の友達もいるが、毎年、捕る数より生まれる数の方が多いと聞いている」
もはや自分の縄張りと思っているのか、畑に現れたイノシシ同士でけんかをする姿も。
青木友誉さん
「一番ひどい時は全滅させられてしまって収穫がゼロの年もあった。子どもを産む時期になっているので、多く出てくる季節になってきましたね」