みんカメ

2024年11月3日 14:43

“季節外れの大雨”で3連休初日に影響広がる 交通に乱れ、緊急安全確保も

2024年11月3日 14:43

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 “季節外れの大雨”によって2日夕方から夜にかけて、東海や関東で相次いで警報が出されました。新幹線のダイヤが乱れるなど、各地に影響が広がりました。

 気象庁は、神奈川県の小田原市付近や静岡県の熱海市付近などで猛烈な雨が降っているとして、「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

 この大雨と強風は、未明から九州北部や山陰地方などを直撃。長崎県北部では午前1時過ぎに、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く「線状降水帯」が発生しました。午前2時頃、長崎県・佐世保市では雷とともに激しい横殴りの雨風が吹きつける様子がとらえられていました。住民は。

撮影した佐世保市民
「この時期でこれだけ降るのは珍しいと思って、雷と雨と風が結構強くて夜中もすごくて寝られなかったような状態だった」

 長崎県や福岡県では、平年の11月に降る雨の2倍以上の量がたった1日で降った場所も。また愛媛県松山市では、午前11時半までの1時間に、およそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

 松山や今治などの4か所では、観測史上最大の1時間雨量を観測しています。そのため松山市内の川の水位が上昇し氾濫の危険度が高まってしているとして、「緊急安全確保」も出されました。

 季節外れの雨風をもたらしたのは、10月31日に台湾に上陸した台風21号です。最大瞬間風速50メートルを記録し、死者2人、600人近くがけをする被害が出ました。1日夜、すでに温帯低気圧に変わりましたが、日本に大きな影響をもたらしました。

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