国際結婚破綻で子どもの扱いを…“ハーグ条約”承認[2013/05/22 12:30]

 国際結婚が破綻した際の子どもの扱いを定めたハーグ条約が、参議院の本会議で全会一致で承認されました。

 ハーグ条約は、国際結婚が破綻し、一方の親が相手の承認を得ずに16歳未満の子どもを国外に連れ去った場合、もう一方の親が子どもを返すよう求めれば、原則としてもとの国に戻すことを定めています。返還先で暴力を受ける恐れがあると判断されれば、返還を拒否できる例外規定もあります。政府は、関連法令の整備を経て、今年度内の条約への加盟を目指します。加盟国は現在89カ国で、安倍総理大臣は、2月の日米首脳会談でオバマ大統領に対し、今の国会での条約の承認を目指す考えを伝えていました。

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