アフリカを歴訪中の安倍総理大臣は、最後の訪問国エチオピアで、前回の東京オリンピックの男子マラソン金メダリスト、アベベ選手の家族と面会し、オリンピック談議で盛り上がりました。
(政治部・千々岩森生記者報告)
安倍総理は、アベベ選手の息子に対して「オリンピック当時は10歳で、友達からアベベと呼ばれていた」と声をかけました。
安倍総理大臣:「私の名前が『安倍』という名前でね、学校で皆から『アベベ』と呼ばれていたんですよ」
安倍総理は当時、アベベ選手が身に着けていたシャツや靴を見ながら、「哲学者のような雰囲気だった」と思い出を語りました。その後の首脳会談では、エチオピアから成田空港への直行便の就航で合意しました。ハイレマリアム首相は、近隣のソマリア沖や南スーダンでの自衛隊による海賊対処や平和維持活動を評価しました。エチオピアにはAU=アフリカ連合の本部があり、アフリカ各国の政府関係者が集まります。「アフリカ外交の首都」といわれるエチオピアで、安倍総理は政治とスポーツを通じて存在感を高める考えです。
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