石原環境大臣が、放射能で汚染された土などを保管する福島の中間貯蔵施設の建設を巡って、「最後は金目でしょ」という自らの発言を撤回し、謝罪しました。
(政治部・河村勇紀記者報告)
石原大臣は発言を撤回したものの、野党側の追及にいら立ちを見せる場面もありました。
石原環境大臣:「心からおわびを申し述べさせて頂き、撤回をさせて頂ければと」
石原大臣は、「最後は金目」との発言について「予算を確保する意味だ」と釈明しました。しかし、納得しない野党側は辞任を求めました。
民主党・増子輝彦参院議員:「政治家として大変、失格者だと思うが、辞任をする気はないのか」
石原環境大臣:「唐突な質問だ。私が先ほどから言っている通り、お金で物事を解決しようなんて一度も思ったことはない」
石原大臣は、「職務を全うしたい」と辞任を否定しました。また、国会終了後に福島県の住民に直接、謝罪する考えを示しましたが、野党側は「今すぐ行くべきだ」と強く求めました。反発を強める野党側は、石原大臣に対する不信任案や問責決議案を提出する構えです。
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