GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が資金の運用で日本株式の比率を増やしたことでリスクが高まっているとの批判に、安倍総理大臣は真っ向から反論しました。
民主党・岸本周平衆院議員:「このポートフォリオを変えて、今は良いです、足下は。将来、大きな損が出た時に、ここに座っている皆さん、そこの理事長、責任が取れないじゃないですか」
安倍総理大臣:「(年金運用益は)さっき調べたら28兆円、民主党政権時代3年間で4兆円だったわけでありますが、しっかりと年金の運用においては上がっているわけであります」
厚生年金と国民年金の積立金約130兆円を運用するGPIFは、去年10月末に国内債券の運用比率を60%から35%に引き下げる一方、日本株の比率を12%から25%に増やすと発表しています。民主党の岸本議員は、「株価を上げるために年金の半分を株に投資し、リスクが高い」と批判しました。これに対して安倍総理は、年金を約束通り支払うため運用益を出す必要があると説明しましたが、株式運用自体のリスクについては明言を避けました。
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