政治

2015年5月12日 21:28

参院選挙制度改革巡り自民と公明が対立

2015年5月12日 21:28

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 参議院の選挙制度改革を巡り、公明党の山口代表が自民党に対して「抜本改革とは程遠い。恥ずかしい状況だ」と厳しく批判する一方、自民党も反論し、対立が表面化しています。

 参議院の選挙制度改革では、自民党が北海道や東京、兵庫で定数を3議席ずつ減らす一方、宮城や新潟、長野で2議席ずつ増やす6増6減案などを検討しています。これに対して、公明党の山口代表は、抜本改革からは程遠いとしたうえで、「第1党が責任感を持つべきだ」と強く批判しました。
 公明党・山口代表:「いまだに抜本とは程遠い意見も出ている状況は恥ずかしいことだと思う」
 一方、自民党の伊達参院幹事長は山口代表の主張に反論しました。
 自民党・伊達参院幹事長:「自分たちの主張だけを通す、そんなものは妥協なんてできるわけないでしょう」
 自民党は、来年の参議院選挙での実施に向けて、6月中旬をめどに改革案を取りまとめたい考えですが、与党内からも批判が出て厳しい状況になっています。

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