第2次世界大戦における戦没者の遺骨のDNA鑑定について、政府は検体に手や足の骨を加える方向で検討していることが分かりました。
菅官房長官:「政府としては1柱でも多くご遺族のもとにご遺骨をお返しできるように、身元特定に向けてさらなる取り組みを加速していきたい」
戦没者の遺骨のDNA鑑定は、これまで硬いエナメル質で覆われ、DNAが採取しやすい歯を検体として実施してきました。しかし、アメリカでは大腿骨(だいたいこつ)などを検体としてDNA鑑定が実施されていることから、政府は検体の対象を手や足の骨に拡大するよう検討を始めました。DNA鑑定によって戦没者が特定された遺骨は2003年以降、1064件に上ります。
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