「厩戸王(聖徳太子)」 教科書記述めぐり国会激論[2017/03/08 20:04]

 「聖徳太子」か「厩戸王」か。教科書の記述を巡って国会で激論です。

 民進党・笠浩史議員:「聖徳太子について、中学校の歴史的分野において、厩戸王、かっこ、聖徳太子にするというんですよ。これなんですか?本当に歴史に対する冒涜(ぼうとく)でもあるわけですよ」
 松野文科大臣:「日本書紀や古事記において、厩戸王などと表記されていることに触れ、聖徳太子についての史実をしっかりと学ぶことを重視をしている」
 民進党・笠浩史議員:「聖徳太子をかっこにすること自体が問題外であり、大臣の時にもしこんなことやったら後世に汚点を残す」
 松野文科大臣:「しっかりと私の責任において(指導要領の)公示をして参りたい」
 文部科学省が先月に示した中学校の学習指導要領の改定案では、「厩戸王」という名称を前面に出し、「聖徳太子」という呼び名はかっこ付きで紹介する形になっています。民進党の笠国対委員長代理は「聖徳太子は歴史上最も重要な人物の一人で、ゆかりの寺院も多い」などとして改定案の見直しを迫りました。

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