政治

2017年5月2日 11:49

“共謀罪”審議がストップ 民進が委員長解任決議案

2017年5月2日 11:49

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 国会で「テロ等準備罪」を巡って与党側が大型連休中も審議を進めようとしたのに対し、民進党が法務委員長の解任決議案を提出して審議を止めました。

 (政治部・前田洋平記者報告)
 民進党が解任決議案を出したため、審議はわずか10分足らずで中断しました。自民党議員が「充実した審議」を求めた直後の出来事でした。
 自民党・鈴木法務委員長:「ただいま、私に対する解任決議案が提出されました。暫時、休憩致します」
 「テロ等準備罪」の審議は、今村前復興大臣の失言などの影響で、当初の想定から約3週間も遅れています。審議を進めたい与党側は、野党が反対するなか委員長の権限で大型連休中の開催を決めました。民進党は、金田法務大臣に代わって刑事局長に答弁させる政府・与党の姿勢や委員会運営に対して「憲政史上、まれに見る強権的なものだ」などと強く反発しています。解任決議案は連休明けの9日の本会議で否決される見込みで、与党側は12日に法案の委員会採決を目指す方針です。

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