安倍総理が文大統領と会談　日朝会談の実現が重要[2018/09/26 05:51]

　安倍総理大臣は、訪問先のニューヨークで韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と会談し、拉致問題の解決に向けて日朝首脳会談の実現が重要との認識で一致しました。

　金正恩委員長との対話に意欲を見せる安倍総理は、文大統領の後押しに感謝の意を伝えました。
　安倍総理大臣：「南北首脳会談に向けて文在寅大統領の強いリーダーシップに敬意を表します。拉致問題含む日朝問題について言及頂いたことに御礼を申し上げたい」
　会談で、文大統領は「朝鮮半島の平和構築のため、日朝関係の正常化が必ず必要だ」と述べたうえで、「日朝首脳会談の実現に協力する」と表明しました。また、文大統領は「安倍総理のメッセージを金委員長に忠実に伝え、その答えも聞いている」と話しました。ただ、日本政府はその答えの内容について明らかにしていません。非核化に関して両首脳は、北朝鮮から具体的な行動を引き出すまで制裁は緩めないことも確認しました。