安倍総理大臣はプーチン大統領と首脳会談を行い、北方領土問題で双方が受け入れ可能な解決策を目指す方針で一致しました。
両首脳は共同記者発表を行いましたが、問題解決に向けた方向性は確認したものの、具体的な前進は見られませんでした。
安倍総理大臣:「相互に受け入れ可能な解決策を見いだすための共同作業を私とプーチン大統領のリーダーシップのもとで力強く進めていく。本日、その決意をプーチン大統領と確認した」
平和条約締結に向けた交渉を前に進めるために来月、河野外務大臣とラブロフ外相による2回目の協議を行うことを決めました。そのうえで、外務省の森外務審議官ら首脳特別補佐による事務レベルでも協議を前進させるよう指示しました。また、両国の信頼醸成につながる元島民の航空機による墓参りを今年の夏も実施することで合意しました。ただ、国境線の問題などでは具体的な進展はなく、領土交渉が一筋縄ではいかない現実が改めて浮き彫りとなりました。
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