新天皇の即位に伴う儀式のなかで「剣璽(けんじ)等承継の儀」にだけ女性皇族が参列されないことが国会で議論となり、菅官房長官は「伝統を尊重し、前例を踏襲した」と説明しました。
立憲民主党・長浜博行参院議員:「女性皇族を参列させないことはなぜでしょうか」
菅官房長官:「(平成の代替わりの際に)現行憲法下において十分な検討が行われたうえで挙行されたものであることから、今回の各式典についても基本的な考え方や内容は踏襲されるべきものであると考えました」
剣璽等承継の儀は新天皇が皇位継承の証として神器や天皇の印などを引き継ぐ儀式です。継承権のある男性皇族が代替わりを承認するという意味合いがあることから、大正、昭和の前例でも女性皇族は参列されていないということです。5月1日のこの儀式に参列されるのは、秋篠宮さまと常陸宮さまだけとなります。
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