「忖度した」塚田副大臣 辞任の必要なし 安倍総理[2019/04/03 16:54]

 塚田国土交通副大臣が道路建設を巡り、政権幹部に「忖度(そんたく)した」と発言して野党から辞任を要求されている問題で、安倍総理大臣は辞任の必要はないという認識を示しました。

 安倍総理大臣:「すでに本人から撤回し、謝罪をしたところと承知をしておりますが、まずは本人からしっかりと説明すべきであり、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」
 自民党の麻生派に所属する塚田副大臣は1日に「下関北九州道路」について安倍総理と麻生副総理の地元事業だと紹介したうえで、「総理とか副総理が言えないので私が忖度した」と発言していました。塚田副大臣は2日に発言を撤回しましたが、野党6党派は「利益誘導だ」などと激しく批判して副大臣の辞任を求めました。
 塚田国交副大臣:「事実と異なる発言によりまして、多くの皆様に大変なご迷惑をお掛けを致しました。撤回を致しまして、きょうは国民の皆様にもおわびを申し上げたいと存じます。誠に申し訳ございませんでした」
 塚田副大臣は衆議院の内閣委員会などで謝罪しましたが、野党側は「納得できない」として引き続き辞任を求める方針です。塚田副大臣に対しては自民党内からも「配慮が足りない。潔く辞めてほしい」などと国会審議や統一地方選挙への影響を懸念する声が出ています。

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