「偏差値」指導見直しへ 自民党が高等教育で提言へ[2019/05/14 17:00]

 自民党の教育再生実行本部は、令和の時代にふさわしい高等教育として「偏差値」に偏った指導の見直しなど、政府に求める提言をまとめました。

 提言では、高校の普通科の授業が偏差値に偏った指導を行っているとしたうえで、「生徒の能力や個性を伸ばせず、学習意欲が低下している」と指摘しています。そのうえで、「学校ごとに特色を出した新たな枠組みを作り、指導方針を明確化することが必要だ」とまとめました。具体的には、普通科に代わって科学技術分野の教育に特化した「サイエンス・テクノロジー科」や国際社会で活躍できる人材育成を目指した「グローバル科」などの創設を提案しています。自民党はこの提言を近く政府に申し入れ、「骨太の方針」や来年度の予算に反映するよう求めます。

こちらも読まれています