菅原氏を事実上の“更迭” 官邸の判断の経緯は[2019/10/25 17:41]

 疑惑が数々あった、そして週刊文春が決定的な写真を掲載して今回の辞任となったわけですが、官邸側にはどのような判断があったのでしょうか。

 (政治部・安間由太記者報告)
 今回の辞任、25日朝になって菅原大臣が突然、辞表を出したように見えますが、実は24日のうちから流れができていました。官邸は、メロンやカニを配っていたという疑惑が報じられた段階では「本人が説明することだ」と静観の構えでした。しかし、24日になって香典に関する疑惑が新たに報じられると状況が一転します。政府高官は「事実であればアウトの案件だ」と話し、与党内からも辞任を求める声が噴出しました。加えて、関西電力の問題もありそうです。経済産業省は関西電力幹部による金品受領問題を究明する立場にありますが、その大臣が金を巡る疑惑を抱えているようでは示しがつきません。結果、菅原大臣自身は「国会の場で説明する」としていたものの、官邸側が「これ以上持たない」と判断して事実上の更迭に踏み切ったという訳です。

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